「新しい天と地に住む約束を信じ (召天者記念礼拝)」
更新日:2023.9.25
ヨハネの黙示録 第21章1-8節
小林克哉牧師
今年の召天者記念礼拝は一同が会するかたちでの礼拝となりました。一つところに共に集う礼拝は神の国を証しするものです。終わりの日、南から北から、東から西から、あらゆる時代から神の国に神の民が集められることになります。そのことを指し示すように、わたしたちは主日の度にそれぞれの場所から神の御もとにひとつ集められ礼拝をささげているのです。
ヨハネは新しい天と新しい地のなる神の国の到来を幻で見せられました。「見よ、神の幕屋が人の間にあって、神が人と共に住み、人は神の民となる。神は自ら人と共にいて、その神となり、彼らの目の涙をことごとくぬぐい取ってくださる。もはや死はなく、もはや悲しみも嘆きも労苦もない。最初のものは過ぎ去ったからである。」(3-4節)
永遠の神の国、新しい天と新しい地の約束。それは人が神のもとに集められ、神と共にあることです。古いものが過ぎ去り新しくなる―このようなものは今まで見たことがないという新しさ―。すべてが新しいのです。天地創造から始まる神の救いのご計画の完成のとき、天地創造以上のことが起こると言ってもいいのかもしれません。わたしたち人間の想像をはるかに超える壮大な出来事です。神は新しい天と新しい地、新しいエルサレム、永遠の神の都、神の国を約束してくださっているのです。
「『見よ、わたしは万物を新しくする』」(5節)。神が宣言し、神が約束されるのです。「わたしはまた、新しい天と新しい地を見た。」(1節)天地万物を造られ、御子イエス・キリストを死人たちの中から甦らされた神が、新しい天と地をもたらされるのです。神を信じる者たちの全身全霊のひとえだもむなしくなることなく、栄光のからだに造り変えられ復活し、神の子として永遠の命をいただく日がくるのです。これは神だけがなすことができる約束であり、神だけがなすことができる救いの御業、救いの完成です。
わたしたちは信仰の先達たちがそうであったように、新しい天と地に住む約束を信じて歩むのです。そしてこれからも神を礼拝し、福音を宣べ伝えて歩んでいくのです。アーメン
(2023年9月17日礼拝説教より)