札幌教会・日本キリスト(基督)教団・プロテスタント教会

北海道札幌市中央区にある伝統的な教会

聖書のお話し

「言は神と共に」

更新日:2017.1.6

ヨハネによる福音書1章1‐5節(新P163)

牧師 米倉 美佐男

「初めに言があった。」(1節)

「今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシアである。」(ルカ2章11節)
主イエス・キリストのご降誕を心からお祝い致します。「その光は、まことの光で、世に来てすべての人を照らすのである」(ヨハネ1・9)。クリスマスの喜びはここに証されています。まことの光であられる、主イエス・キリストを伝えるために私たちは教会に招かれ集っています。

「初めに言があった。言は神と共にあった」(1節)。この「言」(ロゴス)とはイエス・キリストです。「光あれ」との言葉をもって世界を創造された方が真の言、イエス・キリストを私たちにお与え下さいました。真の喜びがそこにあるのです。私たちの信仰は「イエス・キリスト」です。イエスが真のキリスト(メシア・救い主)です。他に救い主はおられません。それが私たちの信仰告白です。「キリストは、神の身分でありながら、神と等しい者であることに固執しようとは思わず、かえって自分を無にして、僕の身分になり、人間と同じ者になられました」(フィリピ2章6-7節)。キリスト教会最古の讃美歌、信仰告白です。
「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである」(3章16節)。

神の御子が人となられたのは信じる者が永遠の命を得るためでありました。それがクリスマスです。真の神が真の人になられた、信仰の一番大事な事がクリスマスの栄光です。喜びと感謝を以て光の子として主と共に歩み続けましょう。「わたしは世の光である。わたしに従う者は暗闇の中を歩かず、命の光を持つ」(8章12節)。

(2016年12月25日クリスマス礼拝説教より)

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