「礼拝」
更新日:2015.6.22
使徒言行録2章42節(新P217)
米倉 美佐男牧師
「彼らは、使徒の教え、相互の交わり、パンを裂くこと、祈ることに熱心であった。」 (42節)
第三八聖日 問103
問103 第四戒において、神は、何を、お望みになっておられるのですか。
答 第一には、説教と学校でみことばを教えることが保たれ、休日には、熱心に神の集まりで神のみことばを学び、聖礼典を守り、キリスト教信仰による施しを行うことです。次に、生涯のすべての日に、悪しきわざを止め、この世の生涯において、永遠の安息日を、はじめることです。
十戒の第四戒は「安息日を覚えて、これを聖とせよ。」です。安息日は神の創造を終え七日目に休まれた、その日を覚えて主なる神を礼拝する日です。キリストの教会は安息日を主の復活の日、日曜日と定めたのです。
問103の答えは第一に、御言葉を教えること、日曜日に教会に集まり礼拝を献げる日だと教えます。礼拝の中心は御言葉を学び(説教を聞き)、聖礼典を守ることです。そして第二に生涯のすべてを神の民としてふさわしく歩むことです。信仰による施しは献身のしるし献金のことです。何を拝むかが大切です。十字架と復活の主イエスと父なる神を、そして信じる力をお与え下さる聖霊を信じて礼拝するのです。
礼拝は前奏から始まって後奏で終わります。備えをもって礼拝に与るのです。御言葉によって招かれ、讃美歌を歌って讃美と感謝をします。御言葉を読んで執り成しの祈りをし、信仰告白、聖書朗読、説教があります。献金は感謝のしるしです。強制的ではなく各自心から精一杯の献げも
のをします。説教は大事ですがこれに間に合えばいいのではありません。最初から最後まで、頌栄、祝祷、礼拝が終わっての派遣まで礼拝なのです。「自分のからだを神に喜ばれる聖なる生けるいけにえとしてささげなさい。これこそ、あなたがたのなすべき礼拝です。」(ローマ12・1)。私たちの思い、言葉、行いのすべてを神に献げるのです。
(2015年6月14日礼拝説教より)