札幌教会・日本キリスト(基督)教団・プロテスタント教会

北海道札幌市中央区にある伝統的な教会

聖書のお話し

「昇天」

更新日:2014.10.20

フィリピの信徒への手紙2章9-11節(新P363)

牧師:米倉 美佐男

「このため、神はキリストを高く上げ、あらゆる名にまさる名をお与えになりました。こうして、天上のもの、地上のもの、地下のものがすべて、イエスの御名にひざまずき、すべての舌が、「イエス・キリストは主である」と公に宣べて、父である神をたたえるのです。」 (9-11節)

ハイデルベルク信仰問答  第一八聖日 問四九〜五0
問四九 キリストの昇天は、われわれに、どういう益を、与えるのですか。
答 第一に、主が、天において、神のみ面(かお)の前に、われわれの執成しをする者、となって下さることであります。
第二に、われわれは、主が、かしらとして、そのえだであるわれわれを、ご自分のもとに引き上げて下さる、確かな担保として、われわれの肉を、天に持つことになるのであります。
第三に、主は、み霊を、これと見合う担保として与え、そのみ霊の力によって、われわれは、キリストが神の右に座しておられる、あの上にあるものを求め、地にあるものを求めないようにして下さるのであります。
問五0 何故、神の右に座した、とつけ加えられているのですか。
答 キリストが、天に昇られたのは、そこにおいて、ご自分が、キリスト教会のかしらであること、を知らせるためであります。このかしらによって、神は、すべてを、支配なさるのであります。

主イエスの昇天は、私たちの執成しのため、そして天に
私たちを引き上げて下さるため、キリストが神の権能、力
を得た事を信じるためでした。イエス・キリストは死んで、甦って私たちのために執成して下さったのです。十字架の犠牲が永遠の救いとして私たちに与えられたのです。主を信じる者は誰でも救われます。イエスが教会のかしらとしていて下さいます。私たちはキリストに属することが許されているのです。世の終わりにおいても、信仰によって、主と共にいる新しき者として生かされるのです。
聖霊は私たちを神の栄光を求めて満ち足りる者にしてくれるのです。大胆に「イエス・キリストは主である」と告白して父である神をたたえましょう。

(2014年10月12日礼拝説教より)

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