札幌教会・日本キリスト(基督)教団・プロテスタント教会

北海道札幌市中央区にある伝統的な教会

聖書のお話し

「御言葉を宣べ伝えなさい」

更新日:2014.9.16

テモテへの手紙二4勝2節(新P394)

牧師:米倉 美佐男

「御言葉を宣べ伝えなさい。折が良くても悪くても励みなさい。とがめ、戒め、励ましなさい。忍耐強く、十分に教えるのです。」(1節)
イエス・キリストは復活された後に、弟子たちに現れ、「あなたがたは行って、すべての国民を弟子として、父と子と聖霊との名によって、彼らにバプテスマを施し、あなたがたに命じておいたいっさいのことを守るように教えよ。」(マタイ28・19−20)と命じられました。代々の教会は主から託された福音を全世界に宣べ伝えているのです。

この教会もこの地で125年に亘り伝道してきたのです。多くの諸先達が先駆けとして、大きな遺産を築き残して下さいました。この教会はメソジスト教会の流れから出発しています。メソジストの信者たちが札幌で家庭集会をしたことから始まりました。佐藤 昌介氏、仁平 豊次氏らの名前が教会の記録に残されています。最初十数名で始まり現在は信徒数200名余(現住陪餐会員)、礼拝出席平均100名余ですが、日本社会と同じく高齢化しています。信仰の継承が切実な課題です。

キリストの教会は最初から伝道の教会でした。伝道しない教会は教会ではありません。伝道は「私は道である」と言われた、主イエス・キリストを伝えることです。そして教会を正しく建てることです。伝道は文字通り道であるイエス・キリストを私たちの全存在をもって人々に伝え、神の国への歩みを共にすることです。「キリスト・イエスは、罪人を救うために世にこられた。」真の救いに至るためにキリストに出会うのです。キリストに出会えた喜びを証しましょう。ひるまず、臆せずあきらめないで伝道するのです。御言葉を伝える群れとして生かされましょう。

(2014年9月7日創立記念特別伝道礼拝説教より)

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