「イエスの命が現れるために」
更新日:2011.9.4
2011年9月4日礼拝説教より
コリントの信徒への手紙二 4章1-15節
「主イエスを復活させた神が、イエスと共にわたしたちをも復活させ、あなたがたと一緒に御前に立たせてくださると、わたしたちは知っています。」(14節)。
今朝は札幌教会の創立122周年記念礼拝です。この教会は計り知ることのできない神の御摂理のもとに1889(M22)年9月7日に誕生しました。私たちは北海道のそして日本、アジア、世界の伝道のために祈って参りましょう。
伝道するということは自分を語ることではなく、主イエス・キリストを伝えることです。福音を宣べ伝え、教会を建てて行くのです。1節に語られているように、福音を伝えることは第1にこの務めは神の憐れみによるのだということです。どんなことがあっても落胆しないで前進するのです。伝道しても上手くいかない、何でこうなるのかと思うことがあるかも知れません。何をしてもだめだと嘆きたくなることがあるでしょう。でも小手先の対処をしないで、素直に神の言葉を曲げずに語り、真理を求め続けるのです。
伝道で一番難しい事は語るべき事を語るという当たり前のことです。人の顔色を気にしたりせず、正しく神のみ旨を伝えることが一番大事なのです。神の言葉を曲げずに語ることが大切です。福音を正しく語ってもみながみな信じる保障はありません。それでも語るのです。この世の神=悪魔は人々の心の目を曇らせます。福音を聞かせない、キリストのご栄光の光を見えないようにします。負けてはなりません。結果は神に委ねて。なすべきことをするのです。私たちは主に仕える僕です。「イエスの命が現れるために」かけがえのない宝、主イエス・キリストの救いを伝えましょう。土の器にすぎない私たちを用いてくださるお方を信じて。福音の宝は確実に与えられています。十字架と復活の主が共にいて下さいます。恐れずに神の恵みを豊かに受けて感謝を持って神に栄光を帰すように歩みましょう。
(牧師:米倉 美佐男)