札幌教会・日本キリスト(基督)教団・プロテスタント教会

北海道札幌市中央区にある伝統的な教会

聖書のお話し

「守られるもの」

更新日:2011.12.18

フィリピの信徒への手紙4章4-7節

牧師:榮 英彦

第四降誕節礼拝をこのように守れるのは感謝です。市販されている暦に沿っていると「クリスマス」が教会の歩みの中でも、この第四聖日を飛ばしてクリスマスのプログラムが進められることがあるからです。心して主の御降誕の意義を捉えたく祈ります。どのようにしてイエス様を迎えましょうか。

奄美伝道に携わった初期の時、蘇鉄の葉でクランツを造りながら「ここから西に真直ぐ行くとナザレの村の近くに到達するのだ!」と手伝ってくれた中学生に語ったことを思い出します。何もない中で「主の御降誕」の喜びを如何に表わすか、決して昔にあったことではなく、現在の私達に関わる大きな出来事にほかならないことを伝えるのが教会の務めであると信じています。自分の生の中に流れている不思議な生命の輝きは、マタイ・ルカ・ヨハネたちが書き記した(そのように記すことが重要であった)クリスマスの記事と同じであると信じます。

本日の聖書はローズンゲンから取り出させて頂きました。「主に在って喜びなさい!」と勧められています。私達の状況如何に関わらず喜ぶことは出来るのでしょうか。現実を、主と共に歩むことに他なりません。「主はすぐ近くに居られます。」既にこの世に勝利された主が居られる、その勝利の範疇に私達は置かれている。然し、まだ、その主の姿を見てない。これは、あのクリスマス物語においても示されているのではないでしょうか。

三人の学者達が・羊飼い達が差し出した宝物は、他人が云々し得ない自分に取っての最大のものでした。最高のものを差し出す!私達も、自分の最高の献げものを差し出し、主の前に立ちたく願います。

(2011年12月18日礼拝説教より)

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