札幌教会・日本キリスト(基督)教団・プロテスタント教会

北海道札幌市中央区にある伝統的な教会

聖書のお話し

「聖霊なる神」

更新日:2014.11.4

コリントの信徒への手紙一 12章3節(新P315)

牧師:米倉 美佐男

「ここであなたがたに言っておきたい。神の霊によって語る人は、だれも「イエスは神から見捨てられよ」とは言わないし、また、聖霊によらなければ、だれも「イエスは主である」とは言えないのです。」 (3節)

ハイデルベルク信仰問答 第二0聖日 問五三
問五三 聖霊については、何を信じますか。
答 第一には、聖霊は、御父とみ子と、同じに永遠の神である、ということであります。次に、聖霊もまた、わたしに与えられていること、まことの信仰によって、キリストとそのすべてのよき賜物にあずからせ、わたしを慰め、永遠までも、わたしとともにいて下さる、ということであります。

今朝は聖霊について語ります。問五三は聖霊について何を信じるかを教えます。
信じるとは御言葉を聞いて信じるのです。御言葉抜きでの聖霊体験を求められることがありますが、聖霊もまた御言葉によって知るのです。
バプテスマのヨハネの弟子たちは聖霊について聞いた事もないと言いましたが、その時、使徒たちは説教で聖霊について教えました。
彼らは御言葉によって聖霊を受けたのです。私たちも御言葉によって聖霊を祈り求めるのです。

聖霊も神です。御父と御子と共に永遠の神であられます。聖霊は父なる神、子なる神と同じです。永遠の父と子から永遠に出る神です。そのよう信じるから次の御言葉が生きてきます。「あなたがたが子であることは、神が、「アッバ、父よ」と叫ぶ御子の霊を、わたしたちの心に送ってくださった事実から分かります。」(ガラテヤ4・6)。聖霊は父と子から出て私たちに働きかけるのです。大胆に言うならイエス様を心から信じることができるなら聖霊は生きて働いているのです。聖霊は私たちにイエス・キリストを信じる信仰を与え、キリストに与るすべての恵みに与らせ、慰めと永遠の平安を下さるのです。その慰めと平安の内に生かされ「イエスは主である」と告白するのです。

(2014年10月26日礼拝説教より)

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