札幌教会・日本キリスト(基督)教団・プロテスタント教会

北海道札幌市中央区にある伝統的な教会

聖書のお話し

「主の死を告げ知らせる」

更新日:2015.2.2

コリントの信徒への手紙一 11章26節(新P315)

牧師:米倉 美佐男

「だから、あなたがたは、このパンを食べこの杯を飲むごとに、主が来られるときまで、主の死を告げ知らせるのです。」(26節)
ハイデルベルク信仰問答  第二五聖日 問六五〜問六八
問六五 そのように、信仰だけが、われわれを、キリストとその恵みにあずからせるのであれば、そのような信仰は、どこから、来るのですか。
答 それは、聖霊が聖(きよ)き福音の説教によって、われわれの心の中にそれをおこし、聖礼典を用いることによって、それを、堅くしてくれるのであります。
問六六 聖礼典とは、何ですか。
答 それは、神が、お定めになった、目に見える、聖(きよ)いしるしであり、印章であります。すなわち、神は、これを用いさせて、神が、十字架において成就されたキリストの唯一の犠牲のゆえに、罪のゆるしと永遠の生命を、恵によって、与えて下さる。という、福音の約束を、一そうよく、理解せしめ、また、保証して下さるのであります。
問六七 それならば、みことばと礼典とのこの二つのものは、われわれの信仰を、われわれの祝福の唯一の基礎として、キリストの犠牲に、向けさせるようになっているのですか。
答 その通りです。なぜならば、聖霊は、われわれの一切の祝福は、十字架においてわれわれのためになされた、キリストの唯一の犠牲にあることを、福音によって教え、聖礼典によって、確かならしめようとするのであります。
問六八 キリストは、新約聖書の中に、いくつの聖礼典を、お定めになりましたか。
答 二つであります。聖なる洗礼と聖晩餐であります。

「わたしがあなたがたに伝えたことは、わたし自身、主から受けたものです。」(23節)。問答はサクラメントを扱
うに当たり信仰とは何かいう問いから始めます。答えは福
音の説教から来る、聖礼典は説教と堅く結びついていると
いいます。聖霊は神の言葉を宣べ伝えることによって信仰
を生み、信仰は聖礼典の正しい執行によって確かなものと
されるのです。説教と二つの聖礼典、洗礼と聖餐によって。

(2015年1月25日礼拝説教より)

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