札幌教会・日本キリスト(基督)教団・プロテスタント教会

北海道札幌市中央区にある伝統的な教会

聖書のお話し

「キリストにつながり実を結ぶ人生(ヨハネ40)」

更新日:2022.9.20

ヨハネによる福音書第15章1-10節

小林克哉牧師

本日は召天者記念礼拝です。天にある者も、地にある者も、共に創り主にして救い主なる神を礼拝する聖徒の交わりを思います。天にある者も、地にある者も、イエス・キリストにつながり結ばれているのです。イエスさまは言われます。「わたしはぶどうの木、あなたがたはその枝である。人がわたしにつながっており、わたしもその人につながっていれば、その人は豊かに実を結ぶ。」(5節)
まことのぶどうの木であるイエス・キリストに結ばれる人生があるのです。イエスさまは「わたしにつながっていなさい」と言われるのです。「つながる」は元の言葉でメノーです。「とどまる」と訳すこともできます。「わたしにとどまっていなさい。わたしもあなたにとどまろう。」です。「住む」と訳すこともできます。「わたしの内に住みなさい。わたしもあなたの内に住もう。」です。命の源であるイエス・キリストにつながるのです。永遠の命につながるのです。
まことのぶどうの木であるイエス・キリストとつながるということは、キリストの御体である教会につながるということでもあります。礼拝につながり、洗礼によりつながり、聖餐によってつながり、御言葉につながることです。そのように互いに愛し合う交わりの中に生きることです。教会につながらないでは、信仰の火は消えてしまいます。キリストにあって愛に生きる炎は燃え続けることはできません。教会とつながり、聖餐にあずかり、御言葉を与えられ豊かな実を結ぶことができるのです。
イエス・キリストにつながっている。それは御言葉につながることです。御言葉がその一つの内に植え付けられる。そこから結ぶ実があるのです。それは、その人の力によるのでなく御言葉の力によって生きることです。ある人はキリスト者に成功はない、神さまに○○させていただていると告白することができるだけである、と言いました。
イエス・キリストにつながり生きた人たちがいます。皆さんもイエス・キリストにつながってください。誰よりもイエス・キリストご自身がそのことを望んでおられますし、それと共に先に召された兄弟姉妹たちも、愛する皆さんがイエス・キリストにつながることを望んでおられたでしょう。アーメン

(2022年9月11日礼拝説教より)

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