札幌教会・日本キリスト(基督)教団・プロテスタント教会

北海道札幌市中央区にある伝統的な教会

聖書のお話し

「キリストの体を建てる」

更新日:2018.9.10

エフェソの信徒への手紙4章11-16節 (新約P356)

米倉 美佐男牧師

今朝は札幌教会創立129周年の礼拝です。キリストの教会としてこの地に建てられたことを覚え、主から託された伝道のために励んで参りましょう。パウロは教会を「神のイスラエル」(ガラテヤ6・16)と呼びました。
「神はわたしたちを愛して、御自分の前で聖なる者、汚れのない者にしようと、キリストにおいてお選びになりました。イエス・キリストによって神の子にしようと、
御心のままに前もってお定めになったのです。」(エフェソ1・3-5)。
神が選び召した群れが教会です。

今朝はエフェソ書を通して「教会を建てる」ことの意味を考えます。教会はペンテコステに誕生しました(使徒言行録2章)。教会は聖霊を与えられてスタートしたのです。聖霊は教会に秩序を与え、制度を作り、職制(監督制・会衆制・長老制)、聖書、信仰告白によって教会が建てられました。その教会に聖霊が健全に働くことによって教会が教会となっていくのです。

教会は組織を整えるにつれて、使徒、預言者、伝道者、次に牧師と教師が教会の指導者として与えられます。初代教会において、前三者はどの教会にも自由に行き来し、後者は特定の教会で働きました。彼らは信者を教え訓練し、共にキリストの体を建てるために遣わされた人々でした。彼らは教会員を神のみ言によって養いました。他に監督、長老、執事という職もありました。それらの人たちはみな神のみ言に生かされた人々です。教会は聖霊とみ言によって作られました。言うまでもなく、神のみ言を語ることは、み言に聞くことによるのです。イエス・キリストの十字架
と復活において示された神の言を聞き取り、語り伝えて参りましょう。

(2018年9月2日主日礼拝説教より)

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