「真理を悟らせる霊が来る」
更新日:2016.9.12
ヨハネによる福音書16章7-15節(新P200)
牧師 米倉 美佐男
「その方はわたしに栄光を与える。」(14節)
今朝は創立127年を記念して創立記念礼拝として覚えます。教会の創立を覚え共に主に感謝の礼拝を献げましょう。
北海道では小樽教会は130年、函館教会は140年です。
教会は福音を世に伝える、伝道、宣教の責任を持っています。それが主からキリスト者に託された務めです。
ユダヤ人を始めとして、世の多くの人々は何度も真理について教えられながら、主イエスをキリストと受け入れることはしませんでした。最初は期待しても時がたち自分の思いとは違うと判断すると手のひらを返します。そして排除しようとするのです。ここに人間が繰り返し犯す愚行があります。教会には主から託された務めがあります。主イエス・キリストを伝え、人々に洗礼を授ける務めを託されているのです。
今日の私たち、教会に求められるのは聖霊の導きの確かさです。人間の力を過信せず、主の御旨に聞いて、聖霊の導きを求めて語るのです。主イエス・キリストを信じ、告白する者には大きな恵みと祝福があります。主にあって平安を得た私たちは目の前にある困難を克服し乗り越えることができます。私たちはキリストの証人として生かされるのです。「あなたがたの上に聖霊が降ると、あなたがたは力を受ける。そして・・・・地の果てに至るまで、わたしの証人となる」(使徒1・8)。十字架と復活の信仰に固く立って歩み続けましょう。私たちは主によって世から選ばれ、キリストの僕として生かされています。私たちは真理を悟らせる霊の導きを受けてキリスト者と変えられ、用いられているのです。教会の創立に鑑み、聖霊の導きをいただいている恵みに感謝いたしましょう。
(2016年9月4日創立記念礼拝説教より)